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ホルミシス DNA修復作用 染色体異常

 

 今日のブログの内容は、「低線量の放射能とDNA修復効果の関係」についてです。あらかじめ低線量放射線を全体照射し次に高線量放射線を局所照射した場合といきなり高線量放射線を局所照射した場合、この2つの条件下において染色体異常数を調べる臨床実験をしました。その臨床実験の内容と結果を以下にまとめました

 

 実験では、ヒトの細胞に0.1グレイの放射線を照射した4時間後に1.5グレイの放射線を照射した場合と事前に放射線を照射せず1.5グレイの放射線を照射した場合の染色体の異常数を調べる実験をしました。細胞当たりの染色体異常発生数は、4時間前に0.1グレイの放射線を照射していなかった場合に比べて、4時間前に0.1グレイの放射線を照射しておいた場合の方が染色体異常の発生が少なかったという結果になりました。4時間に0.1グレイの放射線を照射した場合の方が染色体の異常数が少なかったのは、低線量の放射線を照射することで壊れたDNAが修復されたからだと考えられます。

 

 放射線に関して2つの学説があります。それは、トーマス・D・ラッキー博士の「ホルミシス」理論とマラー博士の「直線的無しきい値仮説」です。「ホルミシス」理論は「低線量放射線は身体に良い影響を与える」という考え方で、一方「直線的無しきい値仮説」は「当てた放射線量と発生した染色体異常数は比例する」という考え方です。上記に記した放射線と染色体異常数を調べた実験では、低線量の放射線を照射した場合の方が染色体異常数が少ないという結果が出ました。この実験結果は、「直線的無しきい値仮説」の矛盾・誤りを、「ホルミシス」理論の正当性を示唆しています。

 

 マラー氏の「直線的無しきい値仮説」は、ショウジョウバエのオスへのX線照射実験結果をベースにしています。その実験結果は、「当てた放射線量に比例して染色体異常の数は増える」というものでした。オスのショウジョウバエの精子はDNAの修復機能を持たない特殊な生物でした。それ故、低線量放射線を照射した場合でもDNAは修復されないまま、染色体異常が照射した放射線量に比例する結果になったのでした。

 しかしながら、普通の動物にはDNAには修復機能があります。それ故、DNA修復機能を持たないオスノショウジョウバエは実験対象として妥当性を欠き、「直線的無しきい値仮説」は生物一般に通用する汎用性のある学説と言えません。また、低線量の放射線を照射した場合の方が染色体の異常数が少ない実験結果からも「直線的無しきい値仮説」の信頼性には疑問があります。

 放射線の効果について、服部博士を中心に様々な臨床実験が行われました。その結果、低線量放射線の照射によって癌抑制遺伝子であるP53の活性化、SOD・GPx(抗酸化物質)の生成、細胞膜流動性の増大、過酸化脂質の減少、新陳代謝の促進などの効果が確認され、次第に「ホルミシス」理論の正当性が認めらるようになりました。

 

 もっとも、「ホルミシス」理論の正当性が認めらるようになったとはいえ、「ホルミシス」理論が社会的に認知されるレベルにまでは至っていません。「ホルミシス」に対する考え方が社会的に認知されれば、患者はホルミシス療法を受けるかどうかを自由に選択することができるようになり、ホルミシス療法は病気の治療に寄与するはずです。そういう意味で、「ホルミシス」に対する考え方が社会的に認知されるか否かが今後の課題だと言えるでしょう。